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Wunderlistがバージョンアップで良い感じになったので鉄板のRemember The Milkと比べてみる

かなり昔にアカウントを作って放置したWunderlistがバージョンアップして帰ってきましたよ。以前は確か日本語が使えなかったという致命的な状況だったので利用しなかったと記憶しておりますが、GTDツールらしかぬリストのデザイン、シンプルな動作で良い感じでした。
バージョンアップして日本語は無論OK、サブタスクやリピート機能などGTDに必要な機能は一式揃った感があるのでWunderlistの使用感とRemember The Milkとの比較をしてみたいと思います。
新しい年、新しいGTDツールで始めてみるのもいいですね!



救世主だったRTM

元々物忘れが激しいので、仕事上のド忘れによるポカは結構多いと自負しておりますが、Remember The Milk(以下、RTM)を使い始めてからは、ただ一つだけ記憶しておけば良くなったので、ミスが減りましたね。

ちなみにその一つは、「とりあえずどんなタスクでもRTMに入れる」


とするだけで、明日期限のタスクがタグ付きでできちゃう手軽さと、独自の記法による日付とタグの入力が同時にできる簡便さは、ギーク(とりわけプログラマ)の心を鷲づかんでしまうのではないでしょうか。

リピートの指定方法もきめ細やかで、「Every month on the 1st Friday」とするだけでタスクを完了すると次の月の第一金曜日に再設定してくれます。
日付には日本語も通るので「2012年12月26日」もちゃんと認識してくれます。
世界中で愛されている理由はこの辺りの柔軟性でしょうか。
私は特にメールでタスクを追加したりはしなかったのですが、そういう機能も利用できると便利なのでしょう。


WunderlistのUIが気に入った

Wunderlistの優れた点は、直感的でシンプルなUIだと思います。もちろん、GTDツールとしての機能は、一通り揃っていますので、他のGTDツールから乗り換えたとしても、困ることはないでしょう。

ウェブのUIがよくできているなぁと思うのは、見た目としたいことがうまくまとまっているというところ。
リストをどんどん作って、それぞれに新しいタスクを追加していくやり方もいいですが、せっかくWunderlistを使っているなら、こんな使い方はどうでしょう?

とりあえずInboxにどんどん追加して、あらかた出尽くしたら、Altキー(Ctrlキーではない事に注意!)、もしくはShiftキーとクリックで複数選択して、左側の空いている部分にドラッグするだけ。新しいリストが自動的に作られ、選んだタスクが移動します。
日々のタスクなどは、朝にこういう作業をやるとタスクの消化率もペースも変わってきそうです。

タスクを書く、タスクを分ける。この作業が分けてできるのもWunderlistの魅力です。

Wunderlistでは、タスクに対してサブタスクの設定もできます。RTMでは見なかった機能ですが、GTDツールではメジャーな機能なんでしょうか?

星付きのタスクは、スマートリストという機能でリストの括りを越えて、星付きリストにまとめて見ることができます。残念なのはこのスマートリストという機能で、星付きや今日のタスクなど、機能が限定的な事。

タスクの背景画像も色々変えられて、デフォルトでは木目調ですが、黒板調のものやファブリックテクスチャや猫(!)も用意されています。私は黒板がお気に入り。

Wunderlistは、スマートフォンアプリも用意されています。どの端末からも、同期されたデータを閲覧できるのでPCを使ってウェブ版から登録したタスクのリマインドを、スマートフォンでリマインダーに設定された時間にサウンドとバイブレーションで通知する事も可能です。

しかも無料(今のところ)。
無料で端末間の同期まで使えるのはステキです。
プロアカウントも用意されているようですが、必要ないと思います。


RTMにあってWunderlistにないもの

Smart Add Shortcuts(SAS)というマニアックな機能がRTMにはあります。SASをこよなく愛する私としては、ぜひWunderlistにもこの機能を実装していただきたいと思うところです。

プログラマブルなリピート指定もRTMならではの機能です。

タスクの重要度を3段階で重み付けできるのも使っている方からすると、今更スターの有り無しだけで管理しろと言われても……って感じではないでしょうか。

RTMでは、タスクと場所を組み合わせて管理することもできます。ただ、結構管理の方法が面倒で使ってなかったりします。

コメント欄が複数設置できるのもRTMの良さ。内容によってコメントを分けられたので、Wunderlistで言うところのサブタスクのような使い方をしていました。


WunderlistにあってRTMにないもの

Wunderlistには使える無料のスマートフォンアプリがあります。RTMにもスマートフォンアプリはあって、無料で利用できますが、同期が制限されていて、プロアカウント必須です。RTMにはお世話になっているので、お金を払ってもいいかなぁと思っているんですが、なかなか踏ん切りが付きません。
Wunderlistのアプリを使って、リマインダーとして設定した時間にバイブレーションした時は、素直に便利だなと思いました。

綺麗なUIは、利用するモチベーションにも繋がります。少なくとも、初期の段階では使って楽しくなりますね。自分の習慣にするまでの継続の助けになります。


つまるところ、どっちがいいか

機能重視ならRTM、シンプルな機能&グッドデザインならWunderlistに軍配が上がるのではないでしょうか。RTMのシンプルなUI(とロゴの牛)にも、長年使っているだけあって愛着がありますので、悪いとは思いませんが、Wunderlistの洗練されたUIは、見た瞬間に良い!と思わせる力がありますね。


仕事上のタスクは今まで通りRTM、趣味や個人的なことはWunderlistという風に使い分けてみて、結局どっちがいいかというのは肌に馴染んだほうという事でしょうか。


Remember The Milk --- 多機能で痒いところにも手が届くGTDツール
Wunderlist --- 映えるデザインとシンプルな設計で直感的な利用が可能なGTDツール


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