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PLESKで独自のバーチャルホスト設定を利用する

ボタンをポチポチするだけで簡単にバーチャルホストを切ってくれる便利なPLESKですが、裏側の設定の実装がちょいとオラオラなので、普通にhttpd.confをいじったりしてサーバー設定ができる人には痛し痒しな部分もあります。
バーチャルホスト毎のhttpd.confをいじるのは難物ですが、vhosts直下のドメイン毎のディレクトリにconfというディレクトリがあるので、こちらのhttpd.includeをいじればとりあえず何とかなります。しかし、PLESKでサブドメインを作ったりすると、PLESKがhttpd.includeを再発行してせっかく設定した内容がぶっ飛びます。
PLESKは、httpd.includeに手を入れなくても済むようにできているので、それに則って作業を行います。



まず、httpd.includeと同じ階層にvhost.confを作成します。
このvhost.confには、Directoryセクションから入力します。

作成できたら、以下のコマンドを入力します
/usr/local/psa/admin/bin/websrvmng --reconfigure-vhost --vhost-name=[user domain]
# 一番最後は対象のドメイン名を入れる

/etc/init.d/httpd configtest  # 読み込むhttpd.confをチェックする

Syntax OK  # 文法エラーがない時
Syntax error on line 1 of /var/www/vhosts/[user domain]/conf/vhost.conf  # エラーがあった場合

エラーがあった場合は、英語ですがどの部分がエラーか表示してくれるので、参考にして修正しましょう。

ちなみに、open_basedir関連でエラーが起こった場合は以下の設定をベースにすればいいと思います。
#  [user domain]の部分は利用するドメインに変更する

<Directory /var/www/vhosts/[user domain]/httpdocs>
    <IfModule sapi_apache2.c>
        php_admin_flag engine on
        php_admin_flag safe_mode on
        php_admin_value open_basedir none
    </IfModule>
    <IfModule mod_php5.c>
        php_admin_flag engine on
        php_admin_flag safe_mode on
        php_admin_value open_basedir none
    </IfModule>
</Directory>

僕が今回設定したPLESKは8.0.0です。PLESKのバージョンによっては役に立たないかも知れません。

see also
PLESKのチューニング


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