スキップしてメイン コンテンツに移動

[Linux] CentOS6.5にchromeをインストールする

X上でchrome系ブラウザが使いたいなら、サクッとchromiumをyumでインストールしちゃえばいいんですが、Flashが使えないんですよね。
じゃあchromeをインストールすればいいじゃん!という安直な発想も、CentOS6.5が立ちはだかり…という展開の話です。




素直にはいかせてもらえない

chromeもyumリポジトリがあるので、yumに登録しさえすれば、簡単にインストールできるんですよ。CentOS7からはね。
chromeが欲しているlibstdc++.so.6というライブラリがありますが、これにchromeが利用するバージョンが含まれていないという事のよう。
自分でコンパイルしたものを用意したりしましたが、要求されているバージョンがなく、これも無理でした。

手は尽くしたけれど、私の手には負えないようでしたので、簡単インストーラを試してみました。

これを使えば、導入は非常に簡単です。
wgetして実行するだけ。
wget http://chrome.richardlloyd.org.uk/install_chrome.sh

sh install_chrome.sh

以上。
後は待つのみ。

なんやかんやでインストールが進んでいき、最後に以下のようなメッセージが出れば終了です。

Google Chrome 46.0.2490.80 and extra libraries were installed successfully.
Please run the browser via the 'google-chrome' command as a non-root user.

To update Google Chrome, run "yum update google-chrome-stable" or
simply re-run this script with "./install_chrome.sh".

To uninstall Google Chrome and its dependencies added by this script,
run "yum remove google-chrome-stable chrome-deps-stable" or "./install_chrome.sh -u".

その手法はというと
libstdc++.so.6絡み以外をyumでインストールし、chromeはrpmパッケージで取得。

肝心のlibstdc++.so.6はどうするのかと思ったら、コンパイル済みのlibstdc++.so.6を別途ダウンロードし、/opt以下にchrome用のディレクトリを用意して配置。

全てが揃ったところで、いよいよrpmのインストールを行いたいけれど、libstdc++.so.6の配置が通常と違うので、一度それらの設定を書き換えを実施して、rpmの再作成した後、rpmのインストール、という流れ。

頭使えば何でもうまく行く(大抵の事は)のが、Linuxのいいところですね。


chromiumでもFlashを表示する方法はある!

で、後で知った事ですが、chromiumでも、Pepper Flash Player Pluginというものを導入すれば、Flashが見られる! 何だと?!

chromiumで動画(flash)を見れるようにする(Lubuntu15.04)



コメント

このブログの人気の投稿

[VB.NET]オレオレ証明書でSSL通信するための短絡的な解決法

VB.NETソフトウェアでサーバーと通信することはよくある事だと思いますが、最近はHTTPを使って明けっ広げに刺しに行くよりHTTPSを使って暗号化してこそこそやった方が時代の流れに即した感じですよね(違うか)。 いちいちテスト環境でSSL証明書を用意するのも面倒だということで、セキュリティ的には全くよろしくない方法で迂回できるので紹介します。

[JS]Canvasでよく使う描画テクまとめ

HTMLで画像をいじくりたい時は、canvasを利用して編集するのは一般的ですが、WindowsストアアプリではHTML+CSS+JSでのアプリ開発ができる事もあって、簡単な画像編集であれば、C#やVBを使うより分かりやすいし資料が多く、C++でDirectXをガリガリ書くよりお手軽。入出力もファイルピッカーを使えば簡単に実装できます。今回は、Windowsのコードではなく、Canvasを利用する時のJavaScriptを使いどきに合わせてまとめていきます。

curl の基本的な使い方 -設定編-

今回のcurl TIPSは、curlをより日常的に使っていくためのHow toです。curlには、数多くのオプションが用意されていて、それらを組み合わせる事で様々な事が楽になるでしょう。サービス監視の自動化などにはまさにcurlの得意分野です。 今回は、curlを更に自分のものにしていくために大事なカスタマイズの部分を解説します。