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Wget は必ず最新版を使います

先日、とあるサーバーからWgetでファイルを一括ダウンロードしました。
wget -r http://www/example.com/hoge/
よしよし、作業完了・・・と思ってローカルで確認すると、どうも画像が足りない・・・。




なんでだ? と思って、今度は自分の手元にあるubuntu10.10からWgetすると、画像もすべてダウンロードできました。とりあえずubuntuのファイルをサーバーにアップロードして(なんて面倒な・・・)、一見落着と思ったのですが、理由が気になるので、HTMLをひとしきり確認すること約一時間。
ようやくたどり着いた結論が、スタイルシート。
.hogehoge {
    background-image: ("./img/huga.jpg");
}
つまり、HTMLではなく、スタイルシートで背景画像の設定を行なったということです。HTML(文書)とCSS(レイアウト)の分離が日常茶飯事である昨今。これはWgetさん、不甲斐ないなと思ったのですが、はたとあることに気づきました。
wget -V
GNU Wget 1.11 built on linux-gnu.
ん? サーバー側のWgetのバージョンが・・・古い。ubuntuにインストールされているWgetのバージョンは、1.12(2011.03.25時点で最新版)となっており、このバージョンアップでCSS内で定義されたリンクを解析する機能が追加されたとの事でした。
確かに長い間頑張ってるサーバーだからな・・・。
結局このサーバーはボクの管理下にはないサーバーだったので、一応管理者に報告だけして放置。

基本といえば基本ですが、ソフトウェアはちゃんとアップデートしましょう・・・。
ちなみに、Wget1.12のリリースは2009年9月との事です。トホホ・・・。

see also
wget vs curl - コマンドラインダウンロードツール頂上決戦
wgetでリンク切れリストを取得する


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