日々の雑感 -ソースを書いてお金をもらうということ-

テクノロジーの進歩はすごいです。でも、最近思うのは、進歩より、先進的なテクノロジーが一般人にも届くのが早くなってるということ。
先日、電車の中で見た、何気ない光景がすごくインパクトがあったので紹介します。

その光景は、高校生くらいの男の子がPSPをやっている姿でした。
部活帰りなのか、日に焼け髪は短く刈りこんでいる、スポーツマンのような出で立ち。
彼が座っている座席の前にたまたま立った私は、隣の女性がその子のPSPの画面を食い入るように覗き込んでいるのに気付きました。
そしてふと何気なく私も覗きこんだ画面に違和感を覚えました。

写っているゲームの画面に見覚えがある。もしくはやったことがある。
そのゲームは、SCEI最大のライバル会社、任天堂の人気ゲーム、ポケットモンスター。

多分違法でしょうが、こんなに手軽にできるもんなのか、と。
そういえばPSPで自作のソフトが作れるようなツールがあったとふと思い出しました。
とすると、DSのエミュレータツールがすでに出回っていて、既存のROMデータがあればプレイできるのか。

こんな子供でもできるようになったエミュレート。
こういう遊びは、もっとギークののものだったはずだ・・・。

少し調べてみると、特に改造やOSを入れ替えたりする必要もなくできるようなので、本当にカジュアルなことなんですね。

今はiOS自体の機能も向上してきたので、やる必要もなくなってきた感があるiPhoneのJailBreak（脱獄）ですが、JailBreakもiPhoneのブラウザでJailbreakMeにアクセスするだけでJailBreak用アプリ、Cydiaがインストールされ、JailBreak完了というカジュアルさで、人気のようです。今度家で契約が切れたiPhone3でやってみよう。

そういえば、最近流行っているウェブサービスでCodecademyなどのプログラム学習サイトや、ドットインストールみたいな動画演習系の学習サイトがあります。

プログラムの学習機会は増えました。
しかも機能のモジュール化が進み、コードを書く量は格段に減りました。
誰でも少しの勉強でイメージしたウェブサービスを作ることができる時代になりつつある、そう思います。


職業としてプログラムをしている私からすると、裾野が広がって、プログラマの人口が増えたり、誰でもできるようなものになった場合、職業としてプログラムをやっていくというのはどういう事なのか、という事をふと思いました。